臓器培養システム
特 徴
生体内の臓器と同じ方法で灌流。
ポンプは、血管内への直接灌流で想定される流速に対応。
東海ヒットThermoPlate®、StageTop®Incubatorの温度制御ノウハウを流用。
生体内温度の模倣をコンパクトな装置で高精度に可能。
培養チャンバーは対象臓器の保持、血管の接続が可能。
専門的な技術は最小限に、灌流チューブから、1ミリ単位の血管へのストレスない接続が可能。
適用臓器の実績などの情報、アプリケーションノートを
ダウンロードいただけます
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All In One
灌流培養のセッティングはお任せください。
用意するのは、臓器と培養液のみ。
行う作業は、プライミング、血管接合、流量と温度の設定のみ。
臓器培養システムの構成

バイオリアクター ユニット
送液ポンプ、温度制御を行うユニット。コンパクトなスペースで高精度な温度制御が可能。ポンプ部分はプライミング~微流速まで対応。

臓器チャンバー
実際に臓器を接続するユニット。送液チューブから1㎜単位の血管へ接続を可能とする独自構造を採用。培養する臓器ごとにカスタマイズも可能です。

チューブSet
使用するチューブをセット化。送液ポンプのポンプヘッドも付属し、丸ごとオートクレーブ滅菌に対応。
臓器培養システム実験フロー例

1.臓器を用意

2.臓器チャンバーへ接続

3.バイオリアクターユニット
へセット
ラット小腸、ラット骨格筋の灌流培養のアプリケーションノートを
ダウンロードいただけます。

バイオリアクターユニット
トップヒーター、ボトムヒーターの2ヒータ―採用により、高精度な温度制御と内部の視野を確保。大型のインキュベーターを使用せずに、灌流培養中の臓器や組織を確認しながら実験ができます。
設置はテーブル上へ置くだけ。
室温環境下での灌流培養を実現。
コンパクト設計により、小型クリーンベンチ内への設置も可能です。


チューブセット
これまで選定が煩雑だった灌流用チューブをセット化。
培養液リザーバーから血管までシームレスに接続ができます。
チューブ類はオートクレーブ滅菌に対応しています。
血管接続チューブ
血管にカニュレーションするチューブをラインナップ。
ラット小腸用、ラット骨格筋用のほかに、
太さ、硬さが異なるチューブをラインナップしました。


臓器チャンバー
臓器チャンバー部は、灌流する臓器や実験ごとに個別で対応します。将来的には、培養チャンバー部のディスポーザブル化も可能です。(写真は開発例)
小腸用、骨格筋用
+
カスタムメイド

カスタムメイドにて臓器チャンバーを制作します。
ラット小腸用、ラット骨格筋用のチャンバーを
ラインナップに加えました。

臓器培養システムの仕様
ポンプ流量
50~1000 μL/min.
約8000 μL/min. (プライミング用)
臓器チャンバー
臓器保持、血管接続、観察が可能
(オートクレーブ ・EOGガス滅菌・ガンマ線滅菌対応)
※臓器・研究ごとのオーダーメイドが可能です
チューブセット
送液チューブ、ポンプヘッド付属
(オートクレーブ対応)
温度精度
±1℃(実績値)
温度制御
ステージヒーター、トップヒーターによる2ヒーター方式、冷却対応も可能
100V-240V±10% 50Hz/60Hz
電源入力電圧
W 410 x D 260 x H 230 mm
(バイオリアクターユニット設置時)
サイズ
バイオリアクター
ユニット
構成
チューブポンプ、温度制御装置